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郵政民営により、増えたのは天下り先だけか。 [時事問題:政治]

麻生首相は郵政の噴出する不正疑惑に対し、西川氏退任を求めるどころか鳩山氏更迭により決着しました。

首相は指導力欠如=野党、西川氏再任を批判<6月12日 時事通信>
野党は12日、日本郵政社長人事をめぐって鳩山邦夫総務相辞任に至った政府・与党の混乱を「麻生太郎首相のリーダーシップ欠如は甚だしいにも程がある」(鳩山由紀夫民主党代表)などと一斉に批判した。
首相が西川善文社長の再任を優先したことにも反発。郵政民営化路線の是非を含め、首相の対応を徹底追及していく方針だ。
民主党の鳩山氏は記者団に「政権の体を成していない姿をまたしても露呈した」と指摘。その上で、「早く国民に信を問うて、信頼に足る政権をつくるしかない」と政権交代の必要性を訴えた。
一方、弟の邦夫氏との連携に関しては「念頭に置いていない」と否定。ただ、「弟は政府に反旗を翻す覚悟を持っている」との見方も示した。
同党の岡田克也幹事長も記者会見で「首相の決断が遅れに遅れたことが混乱を招いた。反面教師にしたい」と言及。西川氏再任に対して「社長として問題があり、きちんと責任を取るべきだ」と反対の立場を強調した。
同党の小沢一郎代表代行は松山市で「郵政改革はまやかしだった。自民党政治の実態と限界を示すものだ」と指摘した。
共産党の穀田恵二国対委員長は記者団に、郵政民営化を「国民の財産の切り売り、癒着、サービス低下を招いた」と非難し、西川氏辞任は当然と主張した。
また、社民党の福島瑞穂党首は「辞めさせる相手が間違っている。
不祥事が起きても、見て見ぬふりするのが麻生内閣」と断じ、国民新党の長谷川憲正副幹事長は「家老が『うちの御用商人が悪いことをして懐を肥やしている』と殿様に言ったら、『お前が腹切れ』と言われたようなものだ。本当に情けない」と語った。 


今回の問題は、国民の税金数百億を、郵政とは全く違うほぼ名前だけの団体が懐に入れてしまうという困った事件です。
当然郵政民営化のトップとして抜擢された西川氏にも大きな責任はあり、責任を取るのが当然といえるでしょう。
これに対し、当然自民党内部からも責任追及の声が上がったと思ったら、いきなり更迭です。
これは、せっかく民営化した郵政も、ただの天下り先確保団体に成り下がったことを意味します。

今回の事件は、やはり西川氏が責任を取る事が必要だったでしょう。
仕事をして成果を出せなかったのであれば、次の成果を出す事が責任の取り方でしょうが・・
今回は、明確な不正行為が行われていますから、当然辞任と言う事になるでしょうか。
もちろん、だからといって郵政民営化反対派の旗印にされてもこまるのですがね。

さてさて、そんな自民党にいながら不正を指摘し更迭された鳩山氏はこのように発言しています。

<鳩山邦夫氏>離党、新党を否定<6月13日 毎日新聞>
日本郵政社長人事の混乱を巡り総務相を更迭された鳩山邦夫氏=衆院福岡6区=は13日午前、自民党離党の可能性について「すぐには考えていない。(新党結成は)視野にない。政局とは一切関係ない」と述べ、否定した。地元・福岡市の福岡空港で記者団の質問に答えた。
鳩山氏は今回の自らの対応について「後悔はない。自分が決断したことだから。責任を取ることだ」と話した。さらに「スタンドプレーをしているかのように言われるが、私は不器用で一本勝負しかできない。兄(鳩山由紀夫・民主党代表)のような遊泳はできない」と語った。
麻生太郎首相に対しては「今回は判断を誤られたが、あれだけの立派な方だからこれからは何事にも判断を誤らないよう頑張ってほしい」と気遣いを見せた。【斎藤良太】


離党は"すぐには"考えていない、新党結成"は"視野に入れていないということは、近いうちに離党し民主党に入党も考えていると言う風にも読めます。
すなわち、民主党鳩山代表のラブコールに応える準備は出来ているのかもしれません。

最後に、鳩山氏自信は政局にするのを嫌がっていますが、明らかに政局になっていますね(笑)
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