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未履修問題で校長自殺か。 [時事問題:未分類]

夏の病気の再発か、体調を崩しまくっていたため、充電休暇していました。

さて、とうとう来てしまったと言うところでしょうか。

履修漏れの高校校長自殺

遺書の内容が公開されていないため、未履修を原因とする自殺かどうか判明していませんが、必修科目履修漏れが判明した高校の校長が自殺しました。

今回の未履修問題、既に400校から500校、総数の1割以上が必修科目に置いて、受験に必要でない科目を未履修のまま、履修したことにしていました。この問題により、不足分の単位を補講する必要が出てきました。
もちろん高校三年生については、現在受験真っ只中、この時期に不足単位を補講するのはとても苦しいため、各校対策を練っているようです。
伊吹文明文部科学相は、補講は当然行っていただくとの表明をしていたのですが、今日になって何か対策を講じるとの会見を行いました。

この問題の問題点、そして妥協点はどこにあるのでしょうか。

まず学校側の責任は、当然あると思います。しかし現在の受験システムでは必要ない授業は行う意味がまったくと言っていいほどないのです。
今回の未履修問題によりある高校が行う対策として、国公立の試験が終わった三月に体育館などで1日中未履修の科目の授業を先生の三交代制で延々と行うというものでした。
当然このような授業に勉強としての意味は全くなく、必修科目とは形骸化している現状にあるのです。そして、生徒達も受験に必要のない授業に対し批判的だったようです。果たして現在の受験システム上でも必要なく、生徒からも必要とされていない授業を行わなかった責任があるのでしょうか。
そして、生徒達は当然必要のない授業を受けなかった利益を享受しているはずですし、何より自分達も希望していたはずです。過去の生徒が希望した事などの言い逃れは通用しません、学校を選んだこと、それに過去の生徒が置かれた立場と自分が同じ立場であれば選択したことを擬制されると事が得られます。間接民主制と同じことです。
つまり一番の問題は、格分野から総じて言われていますが、現在の受験システムが意味のない物になっているところです。
アメリカに三ヶ月住めば話せる様になる英語を、九年間必死に勉強しても誰も話せない教育システムそのものが欠陥です。
誰しもが日本の受験システムに苦言を呈していても改革できないのは、さすが日本といったところでしょうか。ゆえに、卒業生に関しては、校長責任にて補講免除とし、在学生においてはある一定の補講までは受ければ残りは免除とする位が丁度よいでしょうか。

合理的には、学習指導要領は絶対であり、取るべき単位は取る必要があります。卒業した生徒に関しても、校長が卒業証書を出したとしても、偽造があったわけですから、別途補講を受ける必要があります。
三年生は大変でしょうが、必修科目を受けずに未履修であった必修科目を受けるべき時間を受験勉強に必要な科目の授業を受けていたわけです。その分の時間が今きただけのことですので、二年生までさぼっていたのでないのなら問題ないはずです。
もし伊吹文明文部科学相が一部でも免除を認めた場合、必修科目を勉強してきた九割近い生徒達が不公平感を募らせるでしょう。
そして、非常にマクロ的な話をしますと、現在の格差社会において、ヒエラルキの一番上の生徒達は全科目勉強しているため社会全体に影響はないのです。つまり、少し下の中途半端な進学校に限っての問題ですので、受験勉強に特に影響するということはないのです。
このような非常な話をしますと、ミクロ的にはどうなんだとの批判があるとは思いますが、国民はヒエラルキの上の方だけ守ることが出来れば、後は何でも良いと言う社会システムを選択してきたのです。


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コメント 1

Sceneway

これもぷんぷんにおいます。
未履修問題に関しては一番上も知っていたのではないのでしょうか...
これだけたくさんの学校が出てくるのはね。ちょっと腑に落ちない。
どこからこういう問題が表面化したのか分かりませんがそんな大騒ぎになるような問題には思えず..
どんな意図があるのでしょう。

自殺についてはマスコミが追いつめた可能性は?...
自殺するような問題とは思えず、外力が働いているとしか考えられません。

ほんとにこんなことで日本は大丈夫なのでしょうか・・・
by Sceneway (2006-11-02 21:49) 

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