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米予算、赤字財政130兆円! [時事問題:世界]

先日は日本の概算要求が新聞の一面を飾ったことをお伝えしました。
今日は、米国の懐事情が明らかになりました。

米財政赤字、129兆円=金融、景気対策で史上最大-GDP比10%<10月17日 時事通信>
【ワシントン時事】米財務省は16日、2009年度(08年10月~09年9月)の財政赤字が1兆4171億2100万ドル(約129兆円)と、史上初めて1兆ドルの大台に乗せたと発表した。
未曽有の金融危機や戦後最長の景気後退に対応して導入した金融安定化策や景気対策に伴い歳出が増大する一方で、所得・法人税減少で歳入が縮小、赤字額はこれまで最大だった前年度の3倍強に膨れ上がった。
赤字は国内総生産(GDP)比では10.0%と、前年度の3.2%から大幅に上昇、1945年度以来の最悪を記録した。
財務省によると、09年度の歳出は前年度比18.2%増、歳入は16.6%減。
財務省は「09年度の赤字は主として前政権から引き継いだ歳出、税政策の産物だ」と指摘。オバマ新政権下の金融、景気対策は赤字の24%を占めるにすぎないと強調した。


米財政赤字、130兆円 09年度、景気対策で歳出増<日経新聞 10月17日>
米政府は16日、2009会計年度(08年10月~09年9月)の財政赤字が1兆4171億ドル(約130兆円)になったと発表した。赤字幅は前年度の約3.1倍に膨らみ、年間で初めて1兆ドルの大台を突破した。
国内総生産(GDP)比でみると10%に達し、第2次世界大戦が終わった1945年以降で最大となった。大規模な景気対策の実施に加え、米景気の低迷を受け歳入が落ち込んだことが背景だ。
日本でも税収の不振と歳出削減の難しさから、10年度予算で国債の大量の増発が避けられないとの見方が多い。欧州では英国、フランス、ドイツなどの財政赤字が軒並み拡大。
日米欧で同時に深まる財政難は国債の増発を通じて長期金利の高止まりを招きやすく、各国の中央銀行は景気を冷やしかねない金利上昇への対応を迫られそうだ。
米国財政の窮状についてはドル資産の信認低下に結びつく懸念もある。


日本も米国も、前政権の尻拭いで大変なようですね。
ただし、日本違い海外への借金を財源としている為、非常に困ったことになるのでしょう。
また昔のように、日本に数兆単位の支援を求めるか、それともドルを増刷してインフレを起こすつもりでしょうか。
パクスアメリカーナは非常に弱くなっており、昔のように腕っ節だけで世の中を統治できるほど簡単ではないため、世界の信頼を失う可能性が高いと言えるでしょう。
今回のニュースだけでも、ドルの独歩安は続く可能性もありますね。
ドル独歩安に対する反射効で、円高が続く事も今の不安定な情勢では懸念材料となるかもしれません。
今後のオバマに期待したいものですね。











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