高速上限金額2000円実現へ。

民主党が散々言っていた高速道路無料化について、やっと一定の成果を見せようとしているようです。

高速道路の上限料金制、６月から試行<3月30日 読売新聞>

前原国土交通相は、３０日の閣議後の記者会見で、高速道路の上限料金制度について、「（６月からの）無料化に合わせて社会実験として試行する」との意向を明らかにした。
上限料金制にはＪＲや関係業界の反発が強いことなどから、実施を夏の参院選後に先送りする方向だったが、一部の無料化と合わせて始めた方が効果が高いと判断した。
新たな上限料金は、軽自動車１０００円、乗用車２０００円、トラック５０００円とする案が有力だ。現在の「上限１０００円」の割引に比べて料金が値上げになるため、当面は試行的な実施とし、年末までに見直す考えだ。

しかしこのようにいろいろな問題を放置しておいて、人気取りにしか見えない政策ばかりが先行する状況はいかがなものでしょうかね。
数年後の日本デフォルトを実現するために行っているような、税金のばらまき続ける政策が許されるとは思えません。

但し、高速無料化については、当然行われるべきなのです。

そもそも、高速道路については建設費の償還が終了すれば無料化すべきものでした。
しかし、官僚や官僚の天下り団体が毎年数百億という無駄使いをしつづけてきた結果なのです。
つまり、現状の高速道路料金は、官僚の毎年数百億円にも上る無駄遣いを、高速道路利用者のみが負担している非常に不公平な制度なのです。
そもそも官僚の無駄遣いが法され続けていることが問題なのですが、官僚の無駄遣いのつけは国民全員で負担すべきなのです。
また、JRがダンピングの問題にしようとしていますが、有料な状態が異常である高速料金が有料であることを期待するビジネスモデルはもはや破綻しているといえるのです。

さて、高速無料化についてもう一つ気になる問題があります。
自民党が週末1000円を実現するためにプールした金を、小沢の独断でまたもや無駄遣いしてしまおうと言う話がありましたね。
今回一部無料化のみでなく、上限金額を抑える政策も同時に実現しようとしているのは、無駄遣いを放置したまま新たな税金を投入する言い訳のためにように見えます。

従って、今回の政策の裏には、小沢の独断により無駄に投入される道路建設費はそのまま無駄遣いし、新たな税金をつける言い訳の為にのみに追加されたと思しき部分があるのです。

ギリシャがデフォルトを起こすと噂が立つだけであれだけユーロ安になるのです。
日本がデフォルトを起こしたときは、世界が立ち直れないほどのショックを受けることは間違いないでしょう。
そのときに、日本が影響力を維持できていればの話ですが。

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