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市民切捨て民主主義。 [時事問題:政治]

どうやらまた富裕層優遇、労働者増税を行うことを決めたようです。
まったく、「おやおや・・・。」という感じです。

なんと委員会全員をヒエラルキの高い層で固める念の入れようで、この中には国民の大多数を占める層の意見は微塵も入る込む余地を見ません。

そもそも民主主義とはブルジョアジーの為に作られたということは争う余地はありませんが、近代民主主義はせめて、絶対多数である労働者層の意見を反映する事ができるように努力すべきなのです。しかし日本は、間接民主主義という、民主主義の名の下にブルジョアジーが買収する必要のある人数を減らす政策を採用しました。
今回の増税も、戦後せっかく作り上げてきた平等を打ち崩し、ヒエラルキの高い位置にいる人間のみを保護し、残りの国民は奴隷であるとの見解を出しているに相違ありません。
自分たちの評価の為に、身体障害者や後進国への援助は出来ても、一般労働者は生きる価値や目的を失わせ、ぼろ雑巾のように使い捨てる時代が目の前まで来ています。

そもそも、デフレ脱却の為に減税を行ったのが今回の発端です。この政策自体はわたしの理解では特に問題はないと考えます。
しかし、その後デフレが止まり、かすかな上げ方向を見ると、何故か収入の少ない労働者のみをターゲットとし定率減税撤廃を行い増税へ、企業や収入の多い富裕層の税金は下げられたままという、不合理な政策に出ました。企業はともかく、富裕層は増税されるべきだったのではないかと理解します。
今回は、この収入の多い富裕層と企業優遇税制を更に強化し、消費税という形で更に低所得層に負担を強いるようです。

この消費税というやつがすばらしいことに、低所得者のみ負担が増大するとても素敵なシステムになっています。
フランスなどは主食であるバゲットは政府統制でとても安く、更に税金もかからないように出来ています。しかし日本では、全ての物に等しく同率で税金がかかるのです。これを理解するとエンゲル係数が高い層に取ってはどれだけきついことであるかはすぐに推測できると思います。

民主主義の根幹にある機会の平等は一体どこへ行ったのでしょうか。
日本はこのまま本当の意味での弱者切捨てで進むのでしょうか。


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かない

労働者を口にするのなら、その権利である労働運動を口にすべきでしょう。自分だけは安全地帯に非難して、評論ばかりする人が多いですね。
by かない (2006-11-28 08:11) 

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