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クレジットカードショッピング枠現金化業者、脱税で告発 [時事問題:法律]


一般にグレーというのは、黒のことです。
何故グレーが黒なのかと言う突っ込みもありそうですが、よく新聞などで見かけるグレーゾーン等は、違法か適法かわからないという意味でなく違法だが逮捕されない事を表わすことがほとんどです。

今回はそんな真っ黒な企業が、全く別の罪である脱税で告発されたという話です。


<東京国税局>カード現金化業者を初告発…4千万円脱税容疑<毎日新聞 10月19日(火)>
クレジットカードのショッピング枠現金化による利益を隠し、約4000万円を脱税したとして、東京国税局が東京都内の金融会社実質経営者を所得税法違反の疑いで東京地検に告発したことが分かった。
カード現金化業者が告発されるのは初めてとみられる。
関係者によると、告発されたのは、インターネット上で複数の会社の名前を用いて事業を展開する福場秀樹経営者(32)。
安価な雑貨などを高額でクレジットカードの所有者に購入させ、手数料を引いた残額をキャッシュバックする商法で利益を上げ、08年までの3年間で約1億3000万円の所得を得ながら申告していなかったという。
福場経営者は既に申告を済ませたとみられる。実質的に経営する会社の一つは取材に対し「担当者がいないので話せない」としている。【加藤隆寛】


クレジットカードのショッピング枠を、何かを購入したことにして現金で買い取るという手法でほぼ貸金事業者に近い形で操業している業者が多いのはご存知でしょうか。
だれが見ても、貸金総量規制にも引っ掛かりますし、貸金業法としても圧倒的に違法です。
何が違法かと言うと、ショッピング枠を80%や90%で買い取るということは実質金利数十%にものぼるのです。
そして、大きな企業が手をつけていない事も、明らかに違法だと理解してる証拠です。
グレーゾーン金利と言う意味不明の言葉で、違法に金利を貪っていたサラ金業者が不当利得返還請求による返還を求められたことは記憶に新しい為でしょう。
これに懲りて、すぐ潰せない企業は手を出すことができないようですね。

クレジットカード会社からすれば、本人が購入意思が無い商品を購入したかどうかの証明が難しい上に、そもそもショッピング枠の現金化は規約違反のため本人の責任だといったところでしょう。

少なくとも堂々とショッピング枠買い取りという宣伝ができないような法整備が急がれます。
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