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発達障害をどう認知するか。 [日記・感想]

NHKやテレ東等、最近テレビでやたらと発達障害について特集されてますね。

こういう一般に理解しにくい病気が認知されるのはとても素晴らしいことです。
しかし、発達障害の患者が自分で発達障害と理解できるのは稀でしょうし、周りも言い辛い為、認知が広がるお陰で差別的な思考に陥るのではないかという懸念もあります。特に、一定量いる思考が苦手な人種にとっては、短絡的に差別思想に陥るでしょう。
そして、利権思想と言うか左翼思想と言うか、発達障害だというのを盾に生活保護を受給するなどの利権構造を生みやすいのも日本の悪しき習慣です。

さて、私は新書を読み漁っていた2000年頃に発達障害という病気をはじめて知り、その後色々な書物を調べました。当時は、自分こそが発達障害なのではないかという予断を持って調べていたのでとても良く捗りました。私は普通の人と比べて、とても変わっているという自覚があったからです。

しかし、その後大学に入り、今働いている法律事務所に入って大きく意識がかわりました。

大学教授や裁判官や弁護士には明確な発達障害の症状の方が数多くいます。
発達障害の主な症状は、”少し変わった”程度で書かれることが多いですが、彼らの変わり具合は突き抜けています。片付けが「できる」程度の弁護士すらほぼ見たことがありません。カンマの形や位置に拘る等日常茶飯事です。片付けろというと片付けることはできるのですが、3日もあれば元の状態にする能力があります。
あなた達が、テレビを鵜呑みにし、身の回りの人間は発達障害だ!と思い込むのは思いとどまったほうが無難です。多くの彼らは”少し変わった”程度ではないのです。
そして、多くの彼らは、とてもではないですが全うな生活ができているとは思えない程会話ができないのです。
題材を与えられた場合は、すこぶるパフォーマンスを発揮します。
一方で、目の前に与えられていない事には思考が一切向きません。
与えられたことを処理する以外に頭が働かないのでしょう。
マルチタスク的な脳の使い方ができないのも、ADHDの症状の一つですね。
しかし、突き抜けた能力のため、とても高いインセンティヴを受けています。
そして、最も大きな問題は、多くの彼らは、自分達は多角的な視野があると誤信していることです。

こうしてみると、発達障害と言うものはどうあるべきなのか。
発達障害はそもそも障害なのかというのも、(がいの字を碍や’がい’にして喜ぶ頭のおかしな意見は受け付けません)とても興味が尽きないところです。
ある意味では、彼らは我々より個として進化しているとも言えるからです。
今回のエントリーで多く語っているADHDやASDの症状を持っている人達は本当に優れている人も多いです。

彼らに、発達障害であることを理解させたほうが良いのか。
それとも発達障害であること理解せぬまま、一生を過ごして頂くのが良いのか。

テレビが発達障害を特集するようになって、このままレッテルとして左翼のおもちゃにされるのか、社会全体として受け入れる社会を構築していくのか、大きな岐路になるでしょう。
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